ハンブルガーSVの酒井高徳【写真:Getty Images】
ハンブルガーSV(HSV)に所属するDF酒井高徳が苦しい状況に立たされているようだ。
HSVは新シーズンに向けて行われていたオーストリア合宿でギリシア1部オリンピアコスとチャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するハダースフィールドと練習試合を行った。酒井は2つの試合に出場するも30分のみの出番だった。
それを受け14日付けの地元紙『ハンブルガーモルゲンポスト』は「サカイはHSVでの役割を終えたのか?」と題しクラブ退団の可能性を伝えている。
同紙では酒井が厳しい立場に置かれている事を紹介している。主戦場である右SBでは新戦力のジャン・ギャメラが良いパフォーマンスを見せたこと、本職はウインガーであるカーレド・ナリーが右SBへコンバートされる可能性を伝え酒井を戦力として考えられていないと分析している。
合宿中に酒井はディーター・ヘッキング監督とヨナス・ボルトSD(スポーツディレクター)の両者と将来について話し合いを行ったと伝えられている。この会談で何らかの結論が導き出された可能性も十分に考えられる。
酒井は昨季最終節でサポーターから指笛を鳴らされるなど批判の対象となっていた。HSV在籍4年間で124試合に出場しゲームキャプテンも務めた28歳はこのままクラブを退団する事になるのだろうか。
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