メッシの発言もありVARに注目が
日本代表の参加によりいつになく日本国内でも報道されたコパ・アメリカ2019はブラジルの優勝で幕を閉じた。この大会で最も世間の注目を集めたのはおそらくリオネル・メッシの発言だろう。3位決定戦のチリ戦を不可解な形の退場によって終えたメッシは、準決勝でのVARの不使用に異議を唱え、ブラジルの優勝が審判の汚職によって生まれたとまで主張したのだ。
メッシの発言の是非はさておき、接触プレーの多いサッカーで映像を用いて厳密な判定を下すVARは画期的なアイディアであり、審判団の判定を手助けするものとされている。
さてこのVARは今シーズンからプレミアリーグにも満を持して導入される。プレミアリーグといえばフィジカルコンタクトが激しいプレーが多いものの、特に危険な場合を除いてプレーが止められないことが多く、事実上、独自の判定基準が設けられているとも言える状態だ。そんなイングランドの地において、このVARの導入はどういった影響をもたらすことになるのだろうか。
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