深刻な得点力不足
ディエゴ・シメオネ政権8年目となった昨季、リーグ戦の順位は2位だったものの、UEFAチャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイ(国王杯)ではともにベスト16で敗退した。
リーグ戦では序盤戦に勝ちきれない試合が続き、6勝1敗7分とつまずく。アトレティコ・マドリーはこの14試合で18ゴールのみと、得点力に苦しんだ。リーグ戦の総得点は55で、ディエゴ・シメオネ政権下では初年度に次ぐワースト2位。直近3シーズンでは70、58、55と下降線を辿っており、得点力の低下が顕著に表れている。
FWアントワーヌ・グリーズマンと2トップを組むFWジエゴ・コスタはリーグ開幕から7戦ノーゴールと不調が続き、その後は怪我による離脱が続いた。ついには31節のバルセロナ戦ではで退場処分に加えて8試合の出場停止となり、一足先にシーズンを終了。リーグ戦16試合出場、2ゴールのD・コスタのパフォーマンスは、チームにとって大きな誤算だった。
アトレティコはD・コスタの穴埋めのため、2016/17シーズンまで宿敵レアル・マドリーに在籍したFWアルバロ・モラタを1月にチェルシーから期限付きで獲得。しかし、リーグ戦6ゴールと期待には応えることはできなかった。