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“多摩川クラシコ”は川崎Fが会心の勝利。小林悠通算100点&華麗な連携から2発

text by 編集部 photo by Getty Images for DAZN

川崎フロンターレ
川崎フロンターレ【写真:Getty Images】

【FC東京 0-3 川崎フロンターレ J1第19節】

 明治安田生命J1リーグ第19節のFC東京対川崎フロンターレ戦が14日に行われ、アウェイの川崎Fが3-0で勝利を収めた。

 FC東京は2連敗のあと2連勝と復調し、このまま首位を走り続けたいところ。一方、13試合連続無敗で勝ち点を積み重ねてきた川崎Fは1試合未消化の状態でFC東京と7ポイント差に位置しており、直接対決を制すれば3連覇に向けた大きな前進となる。

 FC東京は合計16ゴールを挙げているディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑など前節と同じスターティングイレブン。一方の川崎は下田北斗が11試合ぶり、齋藤学が7試合ぶり、阿部浩之が6試合ぶりの先発出場というサプライズを込めた布陣で臨んだ。

 前半15分、川崎Fは右からのCKに合わせたジェジエウの強烈なヘディング弾がポストを叩いて惜しくも先制ならず。だがその5分後、今度は左CKから下田が挙げたボールに小林悠がヘディングで合わせてゴールネットを揺らした。小林はJ1通算100点目のメモリアルゴールとなる。

 前半はそのまま川崎Fが1点のリードで折り返す。後半立ち上がりの47分にも中村憲剛のミドルが枠を捉えたがGK林彰洋が見事な反応で弾き出し、詰めようとした齋藤にもゴールを許さなかった。

 それでも54分には川崎Fに追加点が生まれる。中村がエリア前で溜めて右サイドの小林に展開すると、小林がダイレクトで折り返し、ゴール前の齋藤もダイレクトで合わせる美しい連携でネットを揺らした。

 さらに69分、カウンターから単独で抜け出した齋藤のシュートは林が片足で見事にストップしたが、パスミスからボールは再び川崎Fに。齋藤、下田、阿部とまたしても綺麗に繋がり、最後は阿部が左足で巻いたミドルがゴール左に突き刺さった。

 最後まで優位に試合を進めた川崎Fに対し、FC東京は林の相次ぐファインセーブでそれ以上の失点を許さず。だが川崎Fが大一番に会心の勝利を収め、首位奪取へ力強く名乗りを上げた。

【得点者】
20分 小林悠(川崎F)
54分 齋藤学(川崎F)
69分 阿部浩之(川崎F)

【了】

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