乾貴士【写真:Getty Images】
スペイン1部のベティスに所属する日本代表MF乾貴士は、夏の移籍市場で他クラブへ完全移籍することをクラブに直訴したという。セビージャ地元メディア『ABC』が伝えている。
乾は昨夏加入したベティスで期待されたような結果を残せず、1月にアラベスへレンタル移籍。アラベスではレギュラーとして好調なプレーを見せたが、レンタル満了により一旦ベティスへ戻っている。
ベティスでは再び構想外となることが見込まれ、他クラブへの移籍が予想されている。乾はクラブに移籍を要請し、クラブは移籍金を300万~400万ユーロ(約3億6000万~4億9000万円)に設定してオファーを待っているとのことだ。ベティスは外国人枠を空けるためにも乾の売却を望んでいるという。
現時点でベティスの選手である乾は金曜日からチームに合流し、プレシーズントレーニングを開始。フィジカルコンディションは良好で、練習で好パフォーマンスを見せていると地元メディアは伝えている。
スペイン『ゴル・ディヒタル』が12日付で伝えたところによれば、アラベスは監督交代などにより乾の再獲得への関心を失い、現状ではエスパニョールが有力な移籍先候補だという。中国代表FWウー・レイとのコンビでアジア市場へのアピールを強めることも意図し、乾獲得に向けベティスに接触していると伝えられている。
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