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日本女子は惜しくも準優勝。ハンガリー&スロバキアが「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」ワールドファイナルを制覇!

text by 編集部

レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ
「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」ワールドファイナルの女子の部で準優勝を果たしたCienciaボスベイビーの選手たちとネイマール

 現役ブラジル代表のスーパースター、ネイマールが考案した新感覚5人制サッカーの世界大会「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」のワールドファイナルが現地12日から13日にかけてブラジルで開催された。

 壁で囲われたピッチでGKなしの5対5を10分間行い、失点すると1人退場しなければならないストリートサッカーの要素が入った特殊ルール。終了時に得点の多い方が勝利するか、どちらかのチームが全員退場すれば勝敗が決まる。決勝トーナメントからは10分間を終えた時点で同点の場合、ゴールデンゴール方式の1対1に移行する。

 日本からは男女混合の部に「FC Capachild」が、女子の部に武蔵丘短期大学女子サッカー部の現役選手とOBで構成された「Cienciaボスベイビー」が参戦。いずれも12日のグループステージを各組1位で突破した。

 13日の決勝トーナメントで先に戦いの舞台に立ったのはFC Capachild。ラウンド16のフランス戦は10分間を0-0で終え、ゴールデンゴール方式の1on1へ。最後は江川雅信の渾身の突破をファウルで止めた相手選手がレッドカードで一発退場となり、FC Capachildに1点が入って準々決勝進出を果たした。

 しかし、“日本代表”はベスト8で力尽きた。ハンガリー代表に0-5と圧倒され、残り5分で全員がピッチを去った。その後、ハンガリー代表は順調に勝ち進むと、決勝でスペイン代表を2-0で下して初優勝を飾った。

 13日の女子の部ではCienciaボスベイビーが準決勝でカナダ代表を4-0で破って決勝に進出。前回大会に出場していた武蔵丘短期大学の先輩たちを超え、タイトルマッチに挑んだ。

 決勝の相手はグループステージ初戦で対戦し、今大会唯一の黒星を喫していたスロバキア代表。大柄な選手を揃えてフィジカルを武器に突き進むスロバキアの選手たちに苦戦したCienciaボスベイビーは、粘りを見せるも最後は1-2で敗戦。惜しくも準優勝となった。昨年から設けられた女子の部で、スロバキア勢は初優勝を果たしている。

 それぞれの部の決勝の後は、考案者のネイマール本人が登場。当初は怪我のためプレーを回避する見込みだったが、血が騒いだか急遽ピッチに立つと、今夏のFIFA女子ワールドカップにも出場した現役ブラジル女子代表のアンドレッサやタミレス、クリスティアーニらを擁するゲストチームの一員として女子の部を制したスロバキア代表と対戦した。

 さらに男女混合の部優勝のハンガリー代表とは、友人たちを率いて激突。その後にゲストたちのみのエキシビションゲームも行われ、ネイマールはラストプレーで怪我明けとは思えないバイシクルシュートを披露して会場を大いに沸かせた。

 世界40ヶ国以上から集まった43チームが頂点をかけてしのぎを削った「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」の試合映像やハイライトなどは大会公式サイト(https://www.redbullneymarjrsfive.com/en)から視聴することができる。

【了】

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