シニシャ・ミハイロビッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表DF冨安健洋が加入したボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、白血病を患っていることを明かした。現地時間13日に行われた会見の模様をイタリア複数メディアが伝えている。
健康上の問題で監督続投が難しいのではないかと報じられていたミハイロビッチ監督は13日に会見を開き、自身が急性白血病であることを涙ながらに明かした。
「数ヶ月前の検査では異常がなかった。ただ、キャンプへ行くときに熱が出て、妻が心配した。20年間一緒にいて、一度もそんなことはなかったから驚いたんだ。それから検査を受けて、白血病という言葉が出た。2日間部屋で泣いたよ」
しかし、病気と闘う準備はできている。
「私はこの闘いに勝つ。妻のためにも、家族のためにも。いつものように闘っていく。時間はかかるが、治るものだ」
「選手たちにも説明した。彼らとも一緒に涙を流したよ。私を家族のように受け入れてくれるボローニャ全体にも感謝している。それは私にとって大きなことだ。この闘いに私は勝つが、それには私を愛してくれる人たちが必要だよ」
ミハイロビッチ監督は16日から入院する予定だが、今後もボローニャの指揮官であることは変わらない。この会見の直前にスポーツディレクターのワルテル・サバティーニ氏は、「ミハイロビッチは契約が終わるまでボローニャに残る。これから何が起きても、ボローニャの監督はミハイロビッチのままだ。我々はずっとそばにいる」とコメントしていた。
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