後半に失速した昨季との違い
雨天の味の素スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第18節、FC東京はガンバ大阪を相手に3-1で見事な逆転勝利を収め、2位との勝ち点差を6ポイントに広げた。
長谷川健太監督のチームは前節の試合でも印象的な逆転勝利を収めていた。ヴィッセル神戸戦とベガルタ仙台戦の敗戦からチームを立て直し、タイトル争いのライバルとなる横浜F・マリノスに対して1点ビハインドから4-2の快勝。そして次戦、今季を占う一戦となり得る川崎フロンターレとの激突を迎える。
昨季はちょうど今頃の時期から、FC東京の歯車は狂い始めた。2018シーズンを順調にスタートさせ、17試合を終えた段階で勝ち点34を獲得して2位につけていたが、シーズン後半戦はわずか4勝しか挙げられず最終的に6位に終わった。
だが現在のチームはその失速の理由を特定できており、同じミスの繰り返しを避けることができると、MF高萩洋次郎は自信ありげに語る。
「去年は夏の暑さを気にしすぎて、少し消極的になった部分があったんじゃないかと思います」と32歳のMFはG大阪に勝利を収めた試合後に語った。
「1年を通して、守るときも攻めるときも積極的なプレーを続けるべきだと思います。試合を支配することはもちろん大事ですが、それ以上に大事なのは積極的にプレーして、全員で一緒に攻めて一緒に守ることです。それを1年中ずっと続けていきたいと思っています」