A評価
A評価となったリバプール、マンチェスター・シティ、トッテナム【写真:Getty Images】
リバプール
リーグ戦ではマンチェスター・シティにわずか勝ち点1及ばなかったリバプールだが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を14年ぶりに制覇。わずか1敗でプレミアリーグの優勝を逃したことは、不運と言わざるを得ない。活躍だけを見れば、優勝にふさわしいパフォーマンスだったと言えるだろう。
DFフィルジル・ファン・ダイクやGKアリソンら守備陣の奮闘に加え、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーの最強3トップは今季も健在。マネとサラーはそれぞれ22ゴールで得点王に輝いた。アンドリュー・ロバートソンとトレント・アレクサンダー=アーノルドはサイドバックながら2ケタアシストをマークするなど、多くの選手にとっても飛躍のシーズンだったと言えるだろう。
マンチェスター・シティ
イングランド史上初めてプレミアリーグ、リーグカップ、FAカップの国内3冠を達成したマンチェスター・シティ。ハイレベルな首位争いをリバプールと繰り広げたが、14連勝でリーグ戦をフィニッシュしたシティが連覇を達成した。
昨冬に加入したエメリック・ラポルトはDFの柱として活躍し、ケビン・デ・ブライネが長期に渡って離脱したインサイドハーフのポジションでは、ベルナルド・シルバが新たな境地を見せるなど、今季は層の厚さが際立った。それだけに、CL準々決勝敗退は悔やまれるところだ。
トッテナム・ホットスパー
クラブ史上初のCL決勝進出を果たしたトッテナム。インテル、バルセロナ、PSVと同居した「死のグループ」を突破すると、準々決勝でマンチェスター・シティ、準決勝でアヤックスを劇的な形で突破した。
後半戦に2度離脱したFWハリー・ケインの穴を埋めたのは、FWソン・フンミンとFWルーカス・モウラだ。ソンは公式戦20得点をマークし、モウラは窮地に陥ったCL準決勝アヤックス戦2ndレグでハットトリックを決めるなど、印象に残る活躍を見せた。