フランクフルトの鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルトに所属する日本代表FW鎌田大地が評価を挙げているようだ。
昨季はベルギー1部シント=トロイデンにレンタル移籍をしていた鎌田は公式戦36試合で16ゴール9アシストの数字を残した。しかしアディ・ヒュッター監督は先日の会見で昨季レンタルでプレーしていた選手たちに関し「彼らは状況を知らなくてはならない」と戦力と捉えていないとも取れる発言をしていた。
また先月20日のベルギーメディア『voetbalnieuws』では鎌田がシュトゥットガルト移籍に近づいているとも報じていた。
厳しい状況に置かれている鎌田だが、ここに来て状況はポジティブに変化しているようだ。現地時間4日に行われたアマチュアクラブとの練習試合に2ゴールを決めた鎌田は7日から始まっているスイス合宿でも好調を維持している模様だ。
そんな鎌田に対しヒュッター監督は8日付けの地元メディア『ヘッセンシャウ』のインタビューで「ダイチをしっかり注視していこうと思う」と語り「彼は成長を見せている。安定し自信も付けているようだ。昨季の活躍が彼を良い方向に導いている」と一転して高評価を与えている。
フランクフルトは昨季27得点を挙げたFWルカ・ヨビッチがレアル・マドリーへ移籍した。また10得点を決めたFWアンテ・レビッチにもアトレティコ・マドリー移籍の報道が流れるなど攻撃的な選手の流出が懸念されている。
その様な状況の中で鎌田が今後もアピールを続けていけばチームへの残留だけでなく開幕スタメンの可能性も一気に広がってくるかもしれない。
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