ペルー代表のパオロ・ゲレーロ【写真:Getty Images】
ブラジルで開催されていたコパ・アメリカ2019(南米選手権)は現地時間7日に決勝が行われ、地元ブラジル代表がペルー代表を3-1で下して優勝を飾った。得点王にはブラジルのFWエベルトンとペルーのFWパオロ・ゲレーロが輝いている。
3位決定戦までを終えた時点で、今大会の得点ランクは14人の選手が2得点で並ぶという異例の状況となっていた。だが決勝ではエベルトンが3点目となる先制ゴールを挙げたのに続き、ゲレーロも同点ゴールとなるPKで今大会3点目を記録した。
得点王に贈られるゴールデンシューは、規定により合計プレー時間の短かったエベルトンが受賞した。だがゲレーロも南米各国などのメディアにより同点得点王として扱われている。
ゲレーロは2011年大会(5得点)、2015年大会(4得点)に続いてコパ・アメリカで3回目の得点王。過去にはウルグアイのペドロ・ペトローネが3回得点王(1923年、24年、27年)となったのが唯一の例であり、歴代最多タイの記録となった。
また、ゲレーロは大会通算得点を14点に伸ばし、ガブリエル・バティストゥータ(13点)などを上回る歴代単独5位に浮上した。通算17点で最多記録のノルベルト・メンデス(アルゼンチン)とジジーニョ(ブラジル)など、上位4人はいずれも1940~50年代以前に活躍した選手たちであり、ゲレーロは過去60年間ではコパ・アメリカで最多の得点を記録した選手となる。
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