マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカク【写真:Getty Images】
インテルが獲得に向けた交渉を行っていることが報じられてきたマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカクだが、ユベントスも新たに獲得への動きを見せているという。イタリア『スカイ』が伝えた。
インテルの新指揮官に就任したアントニオ・コンテ監督は、ルカクを夏の移籍市場でのトップターゲットとして獲得を希望しているという。だがここまではインテルの提示した3回のオファーに対し、ユナイテッドは拒否を続けていると報じられている。
一方でコンテ監督はFWマウロ・イカルディを構想外とし、イカルディをユーベへ売却することでルカクの獲得資金を調達する考えだという。だがユーベもルカクの獲得に関心を示し、同選手の関係者に接触を開始したと伝えられている。
ユーベは純粋にルカクの獲得を望んでいるというより、インテルとコンテ監督に対する“妨害”の意図があるのではないかとの見方も伝えられている。ユーベがルカクを手に入れたとすれば、インテルは最大の補強ターゲットを逃すだけでなく、現時点でユーベ移籍以外の選択肢はないというイカルディの処遇にも困ることになると見込まれている。
一方で伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、インテルとユナイテッドの間でルカクの移籍合意に向けた会談が来週にも行われる見通しだと伝えている。インテルはプレシーズンのアジアツアー出発前に交渉を終えたい考えだという。
【了】