ダニエレ・デ・ロッシ【写真:Getty Images】
今季限りでローマを退団した35歳の元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシが現役引退を決断したようだ。5日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
2018/19シーズンを終えた後、今年5月にローマを離れたデ・ロッシ。日本のヴィッセル神戸やメジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFC、アルゼンチンのボカ・ジュニオルス、イタリアのサンプドリア、フィオレンティーナ、ミラン、ボローニャなど様々なクラブから関心を寄せられたが、いずれも移籍先に選ばなかった。
同メディアによると、ローマから提示された新契約オファーを断った後、すぐに現役引退することを決意していたという。現役引退後は将来的に指導者を目指すため、第一ステップとしてイタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督のもとで、コーチングスタッフの一員として働く計画を立てている模様。
ローマの下部組織で育ったデ・ロッシは2002年7月にトップチームへ昇格して以降、1度も移籍することなくローマ一筋でプロキャリアを続けていた。フランチェスコ・トッティ氏に次ぐクラブの象徴的存在となり、トッティ氏の引退後にはキャプテンも務めている。しかし、今年5月にローマ退団を決断していた。
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