横浜F・マリノス対大分トリニータ
横浜F・マリノスのマルコス・ジュニオール(左)と大分トリニータの岩田智輝(右)【写真:Getty Images】
注目カード(明治安田生命J1リーグ)
横浜F・マリノス対大分トリニータ 7月6日 19:00
注目選手
FW:マルコス・ジュニオール(横浜FM)
DF:岩田智輝(大分)
6日、明治安田生命J1リーグでは注目の上位対決が組まれている。第17節を終えた時点で3位につける横浜F・マリノスと同4位につける大分トリニータの一戦である。お互いに上位に喰らい付いていきたいのは明らかであり、このゲームは何がなんでも勝ち点を拾うことが求めれられる。舞台はニッパツ三ツ沢競技場。白熱した試合が期待される。
ホームのマリノスは前節、アウェイでFC東京との首位攻防戦に挑んだ。2点差以上で勝利すれば1位に躍り出ることができた重要な一戦で、同クラブは15分、マルコス・ジュニオールに待望の先制ゴールが生まれるなど幸先良い滑り出しを見せたが、その後ナ・サンホや永井謙佑にゴールを許し、前半のうちに逆転を許す。後半に入っても首位クラブの勢いは落ちず、ディエゴ・オリヴェイラに2ゴールを与えてしまった。アウェイチームは83分に仲川輝人が1点を返すも反撃はそこまで。マリノスは2-4で敗れ、3位に後退することになっている。
連敗だけは避けたいマリノス。今節も相手は上位陣であり、楽なゲームとならないことは明らかだが、持ち前の攻撃力をどこまで発揮できるかが勝利へのカギとなるだろう。中でも注目はFWマルコス・ジュニオール。出場停止明けだった前節は、チームに待望の先制ゴールをもたらすなどさすがの存在感を示した。現在リーグ戦では得点ランキング2位タイとなる8得点をマークしているなどチームにフィットしているのは明らかで、その爆発力をこの大分戦でも発揮できれば、勝利はグッと近づくはずだ。
一方、リーグ戦5試合勝ちなしだった大分は前節、ホームで浦和レッズと対戦している。前半は相手の守備に苦戦した同クラブであったが、51分にエース・藤本憲明がゴールネットを揺らし、先制点を奪取。点を取るべき人が点を取った大分はその後、73分の小林成豪によるスーパーゴールも加え2-0と浦和を突き放す。試合はそのまま終了し、大分は6試合ぶりの勝ち点3を獲得。被枠内シュート数は1本と終わってみれば完勝だった。
今節では第11節以来の連勝を狙う大分。アウェイという難しい状況ではあるが、どこまで粘り強く戦えるかが重要となってくるだろう。注目選手はDF岩田智輝。コパ・アメリカ2019(南米選手権)にも出場した若きサムライは、ブラジルの地でエディンソン・カバーニやルイス・スアレスらと対戦し、多くのものを吸収して日本に戻ってきた。前節の浦和戦では無失点勝利に貢献するなど、チームの守備を牽引。今節も強力なマリノスの攻撃陣を相手に積極的に戦いたいところだ。