ローマのステファン・エル・シャーラウィ【写真:Getty Images】
ローマに所属するイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィが、中国の上海申花に移籍する可能性が高まりつつあるようだ。伊紙『コッリエレ・デッラ・セーラ』などが伝えている。
過去にミランなどでもプレーしたエル・シャーラウィは現在26歳。2016年1月からローマに所属し、2018/19シーズンにはローマ加入以降では最多となるリーグ戦11ゴールを記録した。
そのエル・シャーラウィに中国スーパーリーグ(CSL)の上海申花がオファーを出し、獲得に向けた交渉を行っていると報じられていた。移籍金の提示額は、当初はローマの要求する2000万ユーロ(約24億3000万円)に届いていなかったが、その後上海申花が提示額を引き上げてきたという。また、エル・シャーラウィ本人に対しても巨額の年俸が提示されているとみられる。
イタリア『カルチョメルカート』は、ローマの新たなSD(スポーツディレクター)に就任したジャンルカ・ペトラーキ氏のコメントを伝えている。同氏は「私としては残ってほしい」とエル・シャーラウィの残留を希望しつつ、中国クラブからの巨額の年俸提示に対抗するのが困難な状況であることを認めている。
「彼の契約を延長したいとは思っているが、何事にも限度はある。適切な金額で延長するのは良いが、中国の提示する金額には我々は対抗できない」とペトラーキSDは語った。
【了】