シュミット・ダニエル【写真:Getty Images】
J1のベガルタ仙台に所属する日本代表GKシュミット・ダニエルは、ベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)へ完全移籍することが基本合意に達した。1日に両クラブから発表が行われている。
シュミットは今月13日に行われるJ1第19節の鹿島アントラーズ戦まで仙台でプレーし、その後ベルギーへ渡るとのこと。現地でのメディカルチェックを済ませたあと正式契約を交わす運びとなる。
「自分のサッカー人生を熟考し、今回のタイミングが年齢的に欧州のクラブからオファーをいただける最後の機会になるかもしれないと思い、より成長するためにチャンスをつかみ、挑戦することとしました」とシュミットは仙台公式サイトを通してコメント。シーズン途中でチームを離れることについて「苦渋の決断でした」とも述べている。
アメリカと日本のハーフであるシュミットは2014年に中央大学から仙台に入団。ロアッソ熊本、松本山雅FCへの期限付き移籍を経て2017年から仙台で出場機会を得るようになった。昨年には日本代表にもデビューし、今年1月に行われたアジアカップ2019にも出場した。
日本のDMMが経営権を持つクラブであるSTVVには昨季6人の日本人選手が所属。現時点ではDF冨安健洋、MF遠藤航、FW木下康介が所属しているほか、DF小池裕太が鹿島へレンタルされているが、冨安はイタリアのボローニャへの移籍が確実視されている。
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