ドイツ代表のトニ・クロース【写真:Getty Images】
ドイツ代表MFトニ・クロースが同代表の変化について語っている。
2014年のブラジルワールドカップ(W杯)で優勝したドイツは2018年ロシアW杯で2大会連続の優勝を目指すも史上初の予選リーグ敗退の屈辱を味わった。その後に行われたUEFAネーションズリーグでもグループBに降格するなど苦しい時期を過ごすことになった。
先月29日付けの独紙『ズートドイチェツァイトゥング』でクロースは「我々は全てを獲得し満足していたのかもしれない」と上手くいかなかった原因を分析した。
しかし2019年に入ると再び強いドイツが姿を見せ始める。3月のセルビア代表戦では引き分けに終わるも、EURO2020予選では強豪オランダ代表に勝利するなど3戦3勝、総得点も「13」と好調だ。
そんな現状をクロースは「今はより早くゴールに向かうプレーを心掛けている。また、攻撃陣には(レロイ・)ザネや(ユリアン・)ブラント、(セルジュ・)ニャブリといった1対1に強いプレーヤーが揃っていて彼らが違いを見せてくれている」と語り、ヨハヒム・レーブ監督がこれまでのパスサッカーからの脱却を目指している事を明らかにした。
現地時間6月30日に行われたU-21欧州選手権では決勝でスペイン代表に敗れ2連覇こそならなかったが、次世代も着実に成長しているところを印象付けたドイツ。来年のEURO2020、3年後の2022年カタールW杯に向け着実に強化されているようだ。
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