クリスタル・パレスのウィルフレッド・ザハ【写真:Getty Images】
クリスタル・パレスのコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハはアーセナルへ移籍することを希望し、クラブに対してオファーに応じるよう要請を行ったとみられている。英紙『デイリー・メール』などが伝えた。
過去にマンチェスター・ユナイテッドにも在籍した26歳のザハは、2018/19シーズンのC・パレスでは10得点10アシストと活躍。複数のビッグクラブからの関心が噂され、本人もステップアップを望んでいるとみられる。
トッテナムやボルシア・ドルトムントも獲得に関心を示していたとみられているが、子供の頃から応援していたというアーセナルへの移籍が本人の第一希望のようだ。退団を望む姿勢を明確にし、クラブに対してアーセナルと合意するよう要請したとのことだ。
同じくC・パレスに所属するU-21イングランド代表DFアーロン・ワン=ビサカはユナイテッドへの移籍が確実になったと報じられている。C・パレスはワン=ビサカとザハの少なくとも一人はチームに残すことを望んでおり、ザハの移籍は困難になったとの見方もある。
ザハが他クラブへ移籍する場合には、移籍金の25%が前所属クラブのユナイテッドに支払われる合意も交わされているようだ。C・パレスはワン=ビサカの移籍に向けた交渉と並行し、この25%を引き下げることも試みたが、失敗に終わったと英紙は伝えている。
ユナイテッドに25%を支払う必要があることもあり、C・パレスはザハを放出する場合には移籍金8000万ポンド(約110億円)を要求する姿勢を変えないとみられている。アーセナルの今夏の補強予算だとされる4500万ポンド(約61億6000万円)を大幅に上回る金額だが、ザハはクラブに金額の引き下げを要請しているようだ。
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