女子イングランド代表【写真:Getty Images】
フランスで開催されているFIFA女子ワールドカップでは準々決勝のフランス対アメリカ戦が現地時間28日に行われ、アメリカが2-1の勝利を収めて準決勝進出を果たした。この結果、女子イギリス代表が来年の東京五輪に出場することも確定している。
今回の女子ワールドカップは五輪の欧州予選を兼ねる形となっており、欧州勢のうち成績上位の3チームが東京五輪の出場権を獲得する。イギリスは出場権を獲得した場合には統一チームとして五輪に出場するが、イングランド代表のワールドカップでの成績により五輪出場権を争うことになっていた。
そのイングランドは27日の準々決勝でノルウェーを下して準決勝進出。28日の試合ではフランスが敗退した。29日に行われる準々決勝の残り2カードはイタリア対オランダ、ドイツ対スウェーデンといずれも欧州対決となっているため、イングランドを含めて欧州勢ちょうど3チームが準決勝へ進むことになり、準決勝進出がそのまま五輪出場権獲得の条件となることが確定した。
女子イギリス代表の五輪出場は2012年大会に続いて2大会ぶり2度目。ドイツとスウェーデンは前回リオ五輪の決勝で激突し、それぞれ金メダルと銀メダルを獲得したが、直接対決によりどちらか1チームのみが東京五輪出場権を得る状況となった。
他大陸からすでに東京五輪女子サッカーの出場権獲得を決めているのは開催国の日本、南米代表のブラジル、オセアニア代表のニュージーランドの3チーム。その他の出場枠はアフリカが1チーム、北中米カリブ海が2チーム、アジアが2チーム、アフリカと南米のプレーオフによりもう1チームとなっている。
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