マテオ・コバチッチ【写真:Getty Images】
チェルシーはレアル・マドリーからレンタル加入中のマテオ・コバチッチを完全移籍で獲得する方向に動いているようだ。26日付けのスペイン紙『マルカ』が報じている。
チェルシーは国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会から18歳未満の選手の国際移籍に関する規定に違反したとして、今夏と来年1月の補強禁止処分を受けている。そんななか同紙はチェルシーがマドリーに5000万ユーロ(約61億円)の移籍金を支払いコバチッチを獲得する事になったと伝えている。
25歳のコバチッチは今季公式戦51試合に出場し6季ぶりのヨーロッパリーグ優勝に貢献した。一方でレンタル元のマドリーではジネディーヌ・ジダン監督の構想外となっている模様だ。
コバチッチを巡ってはミランとインテルも興味を持っていると伝えられているが、選手本人はチェルシーでのプレーを希望し、次期監督就任が迫っているフランク・ランパード氏もコバチッチの残留を望んでいるようだ。
補強禁止が始まるのは来月1日からという事もあり、チェルシーとしては今週中の取引成立が必要になる。残り少ない時間の中で完了する事が出来るのだろうか。
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