ベシクタシュの香川真司【写真:Getty Images】
トルコ1部ベシクタシュのフィクレト・オルマン会長は、ボルシア・ドルトムントからのレンタルで昨季在籍していた日本代表MF香川真司の再獲得に意欲をみせている。一方、イングランド2部(チャンピオンシップ)のウェスト・ブロムウィッチからの関心も噂されている。
ドルトムントで出場機会を失っていた香川は今年1月の移籍市場でトルコの強豪ベシクタシュへレンタル移籍。リーグ戦14試合に出場して4ゴール2アシストを記録したが、レンタル満了により一旦ドルトムントへ戻ることになった。
ドルトムントに残っても再びポジション争いの状況は厳しいものとなることが予想され、今後の去就は不透明。だがオルマン会長は、「我々は新シーズンに向けて香川を構想に含めている」と再獲得への希望を口にしている。『beINスポーツ』に述べたコメントをドイツ『Sportbuzzer』が伝えた。
しかし、香川自身には別の希望があることも会長は認めている。「彼にはスペインのリーガでプレーするという夢がある。スペインでクラブを見つけられたとすれば、我々は彼と別の道を歩むことになる」と語った。
一方でトルコ紙『サバフ』は、ウェスト・ブロムウィッチが香川の獲得を望んでいるとも伝えている。プレーオフで敗れて惜しくもプレミアリーグ復帰を逃したウェスト・ブロムは、スラベン・ビリッチ監督が昇格に再挑戦するチーム作りに向けて香川の説得を試みているという。
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