U-21フランス代表【写真:Getty Images】
イタリアで開催されているU-21欧州選手権は現地時間24日にグループリーグC組最終節の試合が行われ、ルーマニアとフランスが準決勝進出および東京五輪出場権獲得を決めた。
今回のU-21欧州選手権は東京五輪予選を兼ねており、準決勝に進んだ4チームに五輪出場権が与えられる。グループAからはスペイン、グループBからはドイツが首位でそれぞれ準決勝進出と五輪出場を決めていた。
ともにイングランドとクロアチアに勝利を収めて勝ち点6を獲得していたルーマニアとフランスは、最終節の直接対決で0-0のドローに終わった。この結果、得失点差で上回るルーマニアがグループ首位。フランスも3グループの2位チームの中で成績最上位となり、ともに準決勝進出を果たした。
ルーマニアは1964年の東京五輪以来、14大会ぶり4回目となる五輪出場権獲得。1984年大会で金メダルを獲得しているフランスは、1996年アトランタ大会以来6大会ぶり13回目の五輪出場となった。
フランスでは、パリ・サンジェルマンのFWキリアン・ムバッペも五輪出場への意欲をみせている。すでにA代表の主力としてプレーしていることもありU-21代表には入っていないが、チームが出場権を獲得したことで、来年日本でプレーする可能性もあるかもしれない。
現時点で東京五輪男子サッカーの出場を決めているのは開催国の日本および欧州の4チームのみ。オセアニア(本大会出場枠1チーム)と北中米カリブ海(2チーム)は今年9~10月、アフリカ(3チーム)は11月、アジア(3チーム)と南米(2チーム)は来年1~2月にそれぞれ最終予選やそれに相当する大会が行われる。
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