日本代表の柴崎岳【写真:Getty Images】
コパ・アメリカ2019(南米選手権)に出場中の日本代表は、現地時間24日に行われるグループリーグC組最終節の試合でエクアドル代表と対戦する。MF柴崎岳が試合への見通しを語った。
ここまでチリおよびウルグアイと対戦して1分け1敗の日本だが、グループ最後の相手となるエクアドルはややタイプの異なる相手となるという印象をを柴崎も口にしている。「どっちかというと中南米っぽい感じの、地理的にもあっちの方ですし、いわゆる南米っていう感じとはまた違うのかなと思います。個のスキルの方がちょっと際立って見えるかなって印象で、チームとしてそこまで洗練されているような感じは見受けないですね」
日本は強豪ウルグアイから2点を奪い、無得点に終わったチリ戦でも何度か決定機はあった。「今まで2試合で見せてきた部分を継続してやれればチャンスは作れると思います」と柴崎も攻撃面には手応えを感じているようだ。
一方で、2試合で6失点を喫している守備の改善は必要となる。「ゼロで抑えたいって気持ちはもちろんありますしね。得点の気配は毎試合してるので、あとはやはりいかにクリーンシートで抑えられるかが大事になると思います。何とか結果としてゼロって形には持っていきたいですね」と無失点への意欲をみせた。
「90分あるのでね、気負いすぎる必要もないとは思いますし、最初から勝ちにいかなきゃって思い続ける必要もないと思うので。90分しっかりオーガナイズして、勝てればいいなとは思っています」と柴崎は、勝利が必須となる試合でも落ち着いた試合運びをする意識を強調している。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
【了】