ナイジェリア【写真:Getty Images】
フランスで開催中のFIFA女子ワールドカップに出場していたナイジェリア代表の選手たちは、ボーナスの支払いなどをめぐって同国サッカー連盟と衝突している。米メディア『ESPN』が伝えた。
グループリーグA組で3位となり決勝トーナメント進出を果たしたナイジェリア女子代表は、現地時間22日に行われたラウンド16の試合でドイツと対戦。0-3で敗れて大会を終える結果となった。
だが選手たちは試合後に、未払いとなっているボーナスなどの支払いをナイジェリアサッカー連盟に要求。支払いが行われるまで、滞在しているフランスのホテルを退去することを拒否する姿勢を示しているとのことだ。
選手側の主張によれば、未払いとなっているのは2年前に行われた試合に関して連盟が選手たちに支払うはずだったボーナス。総額200万ナイラ(約60万円)の支払いが約束されていたが、その半分しか支払われていないという。また選手たちは、ワールドカップ期間中の5日分の日当支払いも要求している。
これに対し連盟のアマジュ・ピニック会長は「支払うべきものは全て支払った」と主張。ワールドカップ期間中の日当に関しては、国際サッカー連盟(FIFA)から参加賞金が支払われるのが大会後となるため、それ以降に支払うとしている。
過去の男子のワールドカップでは、アフリカの代表チームに報酬支払いなどをめぐるトラブルが多発し、ある種の“恒例行事”となっていた。ナイジェリア女子代表でも、同様のトラブルは過去にも発生していたという。
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