「川島の経験は助かった」
――試合は2-2でドローに終わりました。
「日本は少しラッキーだったが、ゲームの管理は良くできました。そしてチャンスを決めきれた」
――シュートは29本打たれましたが、失点はCKとPKなので、流れの中からは失点されていません。これはどう思いますか」
「29本打たれたけど、枠内は10本だけですね。クロスバーに何本か当たっているけど。逆に枠内シュート3本で2得点は日本らしくないね(笑)」
――守備面でよかった選手はいますか?
「川島かな。あのカバーニと1対1の場面を制したのは大きかった。やっぱり彼の経験は助かった」
――次は火曜日にエクアドル戦が控えています。
「大会が始まる前、森保監督はたぶんこのグループから突破するのは無理かもしれないと考えていたと思う。でも、チリに負けたあとの今日、良い切り替えができていたので、エクアドル戦に向けてなんとか勝ってほしいと思います」
――次戦に向けた今日の課題はありますか?
「エクアドル戦ではもう少しボールキープして欲しいですね。今日は奪ったあとのクリアが少し目立ったね。ボールを持てればチャンスメークできるので、もう少しビルドアップして欲しいです」
――期待する選手は誰ですか?
「勝つためには中島ですね。彼はこのチームの特別なタレント。いつもピッチで楽しそうにプレーしている。期待したい選手は安部かな。今日は悪くはなかったが、あまりインパクトがなかった。彼は非常に才能がある選手なので、次の試合で本来のプレー見せて欲しいです」
――今日もありがとうございました!
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「デイリーヨミウリ」「Jリーグ公式ウェブサイト」などにも寄稿。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーのJリーグ番組出演も。
【了】