日本代表の川島永嗣【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間17日に行われたコパ・アメリカ2019(南米選手権)グループステージ初戦でチリ代表と対戦し、0-4の大敗を喫する結果に終わった。GK川島永嗣は、19歳での代表デビューを飾ったGK大迫敬介を含めた若手選手の姿勢に賛辞を送っている。
大迫は19歳324日でチリ戦に出場して日本代表デビュー。Jリーグ発足以降では最年少で代表デビューを飾ったGKとなり、10代での代表デビューも初だったが、4点を奪われる悔しい結果となった。
試合翌日に、川島は大迫について「試合の前からもそうですし、準備の時からも非常に堂々としていた。ゲームの中でしっかりみんなに声をかけていたと思うし、自分がいつも臨んでる形で臨めてたんじゃないかなって思う。結果は結果でGKにとってはひとつ乗り越えなければいけない部分だと思いますけど、これを続けていくのが彼にとって大切だと思います」とコメントしている。
大迫に限らず若いメンバーが中心となっている今回の日本代表だが、36歳の川島はその中で過ごすことが「毎日正直楽しい」と語る。「若い選手がこれだけポテンシャルがあって、堂々とプレーできる選手たちが多い。逆に僕が自分の若い時にA代表でコパ・アメリカでチリ相手にやるってなったら、もっと緊張してたと思うし、そういう部分を見せないでやれるというのは今の世代の強さでもあると思う」と若い選手たちの精神力の強さを称賛した。
結果は大敗となったが、「僕から見てれば普通にこのチームは、昨日のチリだったらもっとやれたって思う」と川島。「今の若い選手たちはもっとポテンシャルがあるし、もっとやれることがあると思う」と期待を口にしている。
次に対戦するウルグアイのルイス・スアレスやエディンソン・カバーニとも対戦経験のある川島は、「隙を与えれば一瞬でゴールを狙ってくる」と警戒。その上で、「しっかり対応していれば向こうも焦れてくる展開だとかメンタル的な部分もある。確実に一発はあると思いますけど、それを自分たちがどれだけしのげるか、耐えられるかっていうのがひとつポイントになるのかなと思います」と対処についての考えを述べた。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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