日本代表の久保建英【写真:田中伸弥】
スペインの名門レアル・マドリーへの移籍が発表され、スペインメディアからも強い関心を引きつけている18歳の日本代表MF久保建英。そのプレーだけでなく、語学力にも注目が集まっている。
キリンチャレンジカップで日本代表デビューを飾った久保は、現地時間17日に行われたコパ・アメリカ2019(南米選手権)初戦のチリ戦には先発でフル出場。チームは0-4の大敗を喫する結果となったが、久保は決定的なシュートを放つなど才能を垣間見せる場面もあった。
試合後には、久保は海外メディアからのインタビューにスペイン語でも対応していた。その中から、「日本のメッシ」と呼ばれることについての質問に答えた場面の動画がスペイン語圏のメディアで取り上げられている。
「メッシのように偉大な選手と比較されるのは良いとは思いませんが、これからも頑張っていきます」と久保は返答。スペイン紙『アス』はその動画について「完璧なカステジャーノ(スペイン語)での久保の返答に注目」「レアル・マドリーの新加入選手の驚くべき語学力と謙虚さ」とコメントしている。
ペルー『RPP』も「リオネル・メッシとの比較についてスペイン語で流暢な受け答え」と述べ、『onefootball』スペイン版は「私(筆者)よりうまく話せる! 久保建英の印象的なスペイン語」と絶賛している。
10歳の頃にスペインへ渡ってバルセロナ下部組織に入団した久保は、2015年に帰国するまで約4年間をスペインで過ごしていた。マドリーへの移籍後もコミュニケーション面での問題は全くなさそうだ。
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