日本代表がポルト・アレグレで初練習を行った【写真:舩木渉】
日本代表は18日、コパ・アメリカ2019(南米選手権)のグループリーグ第2節ウルグアイ戦に向けて練習を行った。
前夜にチリ代表と対戦して0-4の完敗を喫していたチームは、一夜明けてサンパウロから次なる戦いの地であるポルト・アレグレへ移動。日が沈んで涼しくなってからの練習に臨んだ。
ウルグアイ戦までは中2日とタイトな日程になっているが、久保建英や柴崎岳をはじめとした前日のチリ戦に先発出場したメンバーはジョギングとストレッチで軽めのメニューを消化。また、チリ戦でのダメージが残っていたDF原輝綺とFW前田大然は練習場に現れず宿舎での別メニュー調整となった。詳しい負傷の箇所などはわかっていないが、大事には至っていないという。
チリ戦のベンチメンバーは1時間強にわたって6対6のミニゲームやシュート練習など、強度の高いメニューをこなした。その中の1人、DF岩田智輝はベンチから試合を見ていて、チリに「サッカーのゲームの運び方というのはすごく上手い」という印象を抱いたという。
原の怪我の状態しだい、そして過密日程も考慮するとウルグアイ戦で出番が回ってくる可能性は十分にある。「もうちょっと守備のところでタイトにいけたかなと思いますし、もっと攻撃参加して攻撃に厚みを出せた」という外からプレーする自分の姿をイメージしつつ、岩田は「相手はもっと攻撃的にくるので、守備メインにはなると思いますけど、いかに攻撃のときに顔を出せるか」とウルグアイ戦に向けて意気込みを述べていた。
大会初勝利を目指す一戦まで、残された練習のチャンスは1回だけ。限られた時間の中でコンディションを整えつつ、チリ戦で出た課題をいかに修正できるか。森保監督の手腕と選手たちの底力が問われる。
(取材・文:舩木渉【ブラジル】)
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