レイナルド・ルエダ監督【写真:Getty Images】
【日本 0-4 チリ コパ・アメリカ2019・グループC組第1節】
コパ・アメリカ2019・グループC組第1節、日本代表対チリ代表の試合が現地時間17日に行われた。試合は4-0でチリが勝利した。
試合後、チリのレイナルド・ルエダ監督は「非常にいい試合だった。今の気持ちは安堵といったところ。選手たちは全力を出して、強く結束を見せられた。期待している方向に進んでいる。選手に敬意を表したい」と代表選手たちをたたえた。
チリはコパ・アメリカを連覇している。3連覇の重圧もかかるが、「王者の初戦は悪い結果で終わることが多い。内容の濃い試合をやりたかった。選手たちはインテリジェンスが高い。長年やってきている選手たちが多く、自動的にプレーできる。新しい選手も戦術を理解して入ってくる。そしてメンタルも強い」とチームに強さがあることを語った。
日本については「これまでの親善試合でも見たことのないフォーメーションだったので驚いた」と。そして、「日本戦は難しくなると思っていた。日本はレベルが高く、若い力には強い警戒をしていた」と分析。
また、「試合開始の状況は厳しかった。日本は縦のプレーが多く(戦い方を)変えざるを得なかった」と、日本に合わせて修正したことを明らかにした。
勝利した余裕なのか「日本は厳しく、強い相手だった」と日本代表への評価も忘れなかった。
日本代表をしっかりと分析し、試合中にも修正・対応を見せたチリ。個人能力に差があるとはいえ、森保ジャパンとの一番の差はそこにあるだろう。
(取材・文:植田路生【サンパウロ】)
【了】