ウィリアン【写真:Getty Images】
チェルシーに所属する30歳のブラジル代表MFウィリアンに対し、バルセロナとアトレティコ・マドリーからオファーが届いた。しかし、全てチェルシーが拒否したと17日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。
同紙によると、両クラブからそれぞれ3500万ポンド(約47億5000万円)のオファーが届いたという。しかし、全て断った模様。チェルシーは18歳未満の選手の国際移籍に関する規定に違反したとして、今後2回の移籍市場において補強を禁止する処分を国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会から下されており、必要な戦力はチームに残しておく必要がある。そのため、他クラブに売却する考えはないとされる。
なお、ウィリアンの契約期間は2020年6月まで。現状のままだと、今夏から来年冬に売却しなければ移籍金は獲得できない。チェルシーには、30歳以上の選手と契約更新する際、1年契約だけ結ぶというルールがあるが、ウィリアンには特別に2年間の契約延長オファーを提示している。両者合意すれば、来年夏に移籍金ゼロで退団することは回避できる。
ウィリアンは2013年8月にロシア1部アンジ・マハチカラからチェルシーに加入。今季は公式戦56試合に出場し8得点14アシストを記録していた。果たして、来季もチェルシーに残留するのだろうか。
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