ダービーのフランク・ランパード監督【写真:Getty Images】
マウリツィオ・サッリ監督の退任が濃厚なチェルシーは、新監督としてクラブのレジェンドであるフランク・ランパード氏を迎えることが見込まれている。さらに、他にも数人の元主力選手たちが新監督を支えるため戻ってくることになるかもしれない。英紙『デイリー・メール』などが見通しを伝えた。
昨夏からチェルシーを率いていたサッリ監督は、マッシミリアーノ・アッレグリ氏の後任としてユベントスの新監督に就任することが合意に達したと報じられている。今週末にも退任が決定する見通しだという。
サッリ監督の後任として最も有力視されているのは、チャンピオンシップ(2部)のダービー・カウンティを率いるランパード監督だ。ダービーは同監督の引き抜きに応じる条件として400万ポンド(約5億5000万円)を要求し、その金額が支払われるのであれば退任を拒むことはないとみられている。
チェルシーのクラブ歴代最多得点者でもあるランパード氏は2016年末に米国で現役を引退したあと、ダービーで監督デビュー。2018/19シーズンのチャンピオンシップをレギュラーシーズン6位で終えたが、プレーオフで敗れてプレミアリーグ昇格を逃した。
ランパード氏はチェルシーの新監督に就任したとすれば、元チームメートであるディディエ・ドログバ氏をスタッフとして招くことを望んでいるという。また、アーセナルで現役を引退したGKペトル・チェフも古巣チェルシーで何らかの役職に就くことが期待されている。同じく元チェルシーのクロード・マケレレ氏も、14日にベルギー1部のオイペンの監督を退任することが発表され、何らかの形でチェルシーに復帰する可能性が噂され始めている。
サッリ監督の下でアシスタントを務めていたジャンフランコ・ゾラ氏もクラブのレジェンドの一人だが、同氏は監督交代後もクラブに残る可能性があるとみられている。来季のチェルシーには豪華なOB陣が勢揃いすることになるかもしれない。
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