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久保建英、コパ初戦へ意気込み。「注目が集まっているので良いニュースを届けたい」【コパ・アメリカ】

text by 編集部 photo by wa

久保建英
日本代表の久保建英【写真:舩木渉】

 日本代表はコパ・アメリカ2019(南米選手権)の初戦に向けて開催地ブラジルで準備を進めている。MF久保建英が大会に向けて意気込みを述べた。

 14日にはFC東京からレアル・マドリーへの完全移籍が発表され、世界的にも一躍注目の存在となった久保。だが「大会に集中したいので」と移籍については一切コメントせず、コパ・アメリカでの戦いに向けた展望のみを口にした。

 現地時間17日に行われる初戦では、日本代表はチリ代表と対戦する。「ボールを晒したりすると足ごと持っていかれたりとか、非常に良い意味ですけど危険な選手が多いと思うので。そういう選手たちを相手にどこまで自分のプレーが出せるのか、危険かどうかを判断しつつ、ケガだけは気を付けて、最大限のプレーが出していければいいと思います」と久保は語った。

 代表デビューを飾った9日のエルサルバドル戦ではさっそく持ち味を発揮していたが、「この前の試合は良い展開の中で出場して、プレッシャーも少なく、あれくらいやらないといけないだろうなっていうのはあったので」と久保。よりレベルの高い相手との真剣勝負となるコパでは「そういった余裕もないですし、劣勢に陥る時間帯もあると思うので、そんな中で個人として何ができるのかっていうところにフォーカスしていけたらいいのかなと思います」と話している。

 15歳で出場したU-20ワールドカップでは世界との差を感じたと話していた久保だが、「今とは全然話が違うと思います。自分もある程度体ができているので、プレースピードもあまり変わらないのかなと思いますし、大口叩くわけじゃないですけど、自信がないわけじゃないので」と、南米の強豪に真っ向勝負を挑む姿勢を示している。

 マドリーへの移籍が引き起こす注目については、「注目が集まっているので、だとしたら、良いニュースを届けられればそれが2倍にも3倍にもなる。逆につまづいたら良い意味でも悪い意味でも大きく取り上げられると思うので、自分に残された選択肢としては良いように取り上げてもらうのがいいのかなと思います」と久保。注目から逃げることはなく、周囲を納得させるだけのパフォーマンスをみせたいと決意を固めているようだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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