日本代表の岡崎慎司【写真:田中伸弥】
コパ・アメリカ2019に参戦する日本代表は現地時間13日、サンパウロ市内でトレーニングを行った。
ロシアワールドカップ(W杯)以来の代表招集となったFW岡崎慎司は、「この大会(コパ・アメリカ)はなかなか出られない。南米の選手が目の色変えて戦っている。自分たちもそのくらいでやらないと飲まれてしまう。噛み付くくらいの勢いで、俺らから攻撃していくという気持ちじゃないと」と意気込みを語った。
今大会に挑む日本代表は22歳以下のメンバーが多く、経験値という面では足りていない。若い選手たちがのびのびプレーし、成長していくためにはベテランの岡崎らが牽引していく必要がある。
「大会は一瞬で終わってしまう。覚悟が初戦からないといけない。(若い選手たちにとって)後悔だけが残る大会にはしてほしくない。当たり前のことをしつつプラスアルファが必要。100%では勝てない。120%を出さないと勝つことはできない。準備期間も短いし、どういうサッカーをしていくか整理しないといけない」
岡崎にとってブラジルの地は苦い思い出がある。2013年、ブラジル開催のコンフェデレーションズカップで、岡崎は大会を通して2ゴールをあげるも日本代表は3戦全敗。翌年のブラジルワールドカップ(W杯)では、1ゴールをあげるも日本代表は1分2敗と無残に散った。
そのリベンジを果たしたい気持ちはあるはずだ。久々の代表招集となったが「噛み付く」ような勢いで貪欲にゴールを狙っていく。
(取材・文:植田路生【サンパウロ】)
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