アメリカ女子代表のアレックス・モーガン【写真:Getty Images】
アメリカ女子代表のFWアレックス・モーガンは、FIFA女子ワールドカップでタイ代表に13-0という歴史的大勝を収めた試合について、対戦相手に対する敬意を欠いたのではないかという批判に反論している。米メディア『ESPN』のインタビューに答えた。
女子ワールドカップ連覇を目指すアメリカは、現地時間11日に行われたグループF第1節の試合でタイ代表と対戦。男女のワールドカップを通して史上最多となる13点を奪って衝撃の大勝を飾った。モーガンはワールドカップ史上最多タイとなる5得点を挙げている。
この戦いぶりについては、アメリカの“無慈悲”ぶりに対する批判の声も一部で上がったようだ。勝敗が決しても攻撃の手を緩めずゴールを重ね続けたことに加え、得点のたびに選手たちが喜びを表現し続けたこともその理由だとされている。
だがこの意見に対しモーガンは「90分間自分たちのベストを尽くさなかったとすれば、それこそが敬意を欠くことだと思う」と主張。「タイも私たちが本気でプレーすることを望んでいたと思う」と述べた。
ゴール後の祝福についても、ワールドカップ初出場や初得点のチームメートにとっては「夢見ていたゴールだった」とモーガン。自身の得点に関しても「ワールドカップで5点を取れるなんて夢にも思わなかった」と喜び、「そういう(批判の)コメントは無視するだけ」と話している。
連覇に向けて最高のスタートを切ったアメリカは16日に行われる次節の試合でチリと対戦。20日のグループ最終節ではスウェーデンと対戦する。
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