6位~4位
6位:アレハンドロ・ゴメス(アルゼンチン/アタランタ)
生年月日:1988年2月15日(31歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦35試合出場/7得点11アシスト、国内カップ戦5試合出場/2得点1アシスト、EL予選6試合出場/2得点1アシスト
今季のセリエAで大旋風を巻き起こしたのがアタランタである。圧倒的な攻撃力を擁した同クラブは、シーズン通して安定感あるパフォーマンスを見せ続け、最終的に3位でリーグ戦をフィニッシュ。クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
そんなアタランタをキャプテンとして牽引したのがアルゼンチン人のアレハンドロ・ゴメスである。小柄ながら足下の技術に優れ、ゴール前で決定的な仕事を果たすことができる同選手は、毎試合チームのために汗をかき続け、勝利をもたらし続けた。リーグ戦では35試合で7得点11アシストを記録するなど、申し分ない活躍を見せた。アタランタの躍進はこの男の存在なくして果たせなかったはずだ。しかし、これほどの活躍がありながら、コパ・アメリカに出場できないのはなんとも不思議である…。
5位:サディオ・マネ(セネガル代表/リバプール)
生年月日:1992年4月10日(27歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦36試合出場/22得点2アシスト、国内カップ戦1試合出場/0得点0アシスト、CL13試合出場/4得点3アシスト
リバプールが誇る強力3トップの一角を担うスピードスター。ユルゲン・クロップ監督の求めるサッカーを高いレベルで体現できる選手であり、同クラブにおいて必要不可欠な存在となっている。攻撃面で圧倒的な存在感を放ちながら、守備への切り替えも素早く、前線から相手にプレッシャーを与えられるなど攻守両面でチームにもたらすものは大きい。他のビッグクラブからしても、チームにおいて置きたい駒であることは間違いないだろう。
典型的なWGタイプの同選手だったが、近年はそこにストライカーとしての怖さもプラスされるようになった。決定力の向上はもちろんのこと、ペナルティエリア内でも勝負強さを発揮できるようになったのだ。そうした武器を兼ね備えたサディオ・マネは今季のプレミアリーグで、チームメイトのモハメド・サラー、アーセナルのピエール=エメリク・オーバメヤンと並んで22得点を挙げ、見事得点王に輝いた。チャンピオンズリーグでも4得点3アシストの成績でチームをビッグイヤー獲得に導くなど、実力を示したシーズンとなった。
4位:エデン・アザール(ベルギー代表/チェルシー)
生年月日:1991年1月7日(28歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦37試合出場/16得点15アシスト、国内カップ戦/7試合出場/3得点0アシスト、EL8試合出場/2得点2アシスト
世界屈指のドリブラーは、今季のチェルシーにおいても凄まじい活躍を見せた。リーグ戦では37試合で16得点15アシスト、ヨーロッパリーグでも決勝で2得点をマークするなど、大舞台での勝負強さを発揮し、チームを見事優勝に導いた。緩急を巧みに使いこなしたドリブルとスピード、決定力はいずれもワールドクラスのものがあり、それを通り止めるのはもはや困難だ。エデン・アザールはプレーでそうしたことを証明したのである。
これまでチェルシーに多くのものをもたらしてきたアザールだが、来季からはレアル・マドリーでプレーすることが決定している。チェルシーからすれば、この男が抜けるのは大きな痛手となるはず。しかし、アザールにとっては念願の移籍。果たして来季はどのような活躍を見せるだろうか。