乾貴士【写真:Getty Images】
ベティスに所属するMF乾貴士に対しては、同じリーガエスパニョーラのエスパニョールが獲得への関心を示しているとみられるが、移籍が実現するかどうかはレアル・マドリーの動向にも左右されるかもしれない。スペイン『ゴル・ディヒタル』が伝えている。
乾は昨年夏に加入したベティスでは出場機会を失い、1月にアラベスへレンタル移籍。アラベスでは好プレーを見せたが、レンタル期間満了後の去就は現時点で未定となっている。
スペインメディアによれば、来季からベティスを率いるルビ新監督も乾を構想に含めてはおらず、クラブは放出を検討しているとのこと。一方アラベスも、アシエル・ガリターノ新監督の就任で状況が変わり、乾を完全移籍で獲得することは考えていないとみられている。
新たな移籍先候補としてはエスパニョールが浮上し、ベティスとの交渉に向けて接触を開始したとも報じられていた。だがエスパニョールに対してはマドリーからMFブラヒム・ディアスのレンタルのオファーも持ちかけられているようであり、そのことが乾の獲得に影響する可能性があるかもしれない。
19歳のディアスは1月にマンチェスター・シティからマドリーに加入し、これまで公式戦11試合に出場。来季は安定した出場機会を得て経験を積むためレンタルに出される可能性もあるが、エスパニョールには乾かディアスか「どちらか一人の居場所しかない」と『ゴル・ディヒタル』は伝えている。
【了】