左から大迫敬介、久保建英、杉岡大暉、三好康児【写真:Getty Images】
現地時間14日に開幕するコパ・アメリカ(南米選手権)。招待国として出場する日本代表は17日のチリ戦を皮切りに、まずはグループステージ3試合を戦うことになる。
22歳以下の東京五輪世代の選手が18名を占めた今回のメンバーの中には、13名の初招集メンバーが含まれている。9日のキリンチャレンジカップ・エルサルバドル戦で代表デビューを果たした久保建英以外にも、要注目の選手たちが名を連ねている。
GKの大迫敬介は今季、サンフレッチェ広島で全14試合にフル出場を果たし、先に行われたキリンチャレンジカップ2019に初招集。ベンチ入りを果たしたものの、出番はなかった。
コパ・アメリカで19歳の大迫敬介が初出場を果たした場合は、ともに21歳で代表デビューを飾った川口能活、楢崎正剛を超える年少記録となる。GK3名の中では、唯一所属クラブで出場機会を得ており、コパ・アメリカでの出番も十分に考えられる。
湘南ベルマーレの杉岡大暉は、これまで年代別の代表活動のために欠場した9試合以外、3シーズンのリーグ戦すべてに出場している。3年目ながらその出場数は81試合を数え、待望論があったA代表に満を持して選出された。
湘南では主に3バックの左と左WBを務め、無尽蔵なスタミナでサイドを上下動する。セットプレーのキッカーを任されることもあり、昨年のルヴァンカップ決勝では、決勝点となるミドルシュートを決めるなど、左足のキックは日本代表の武器になるだろう。
小学5年生から川崎フロンターレに籍を置く三好康児は昨季、北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍。札幌ではシャドーのポジションで出場機会を得ると、今季は再び期限付きで横浜F・マリノスへと移籍。ここまで10試合に先発している。
三好はこれまで年代別日本代表にも名を連ね続け、U-17、U-20ワールドカップも経験。同世代の冨安健洋や堂安律が代表でも活躍しているだけに、三好も期するものがあるはずだ。
フル代表未出場が16名を数える今回のコパ・アメリカ日本代表メンバー。しかし、先に挙げた3選手をはじめ、立田悠悟、菅大輝、前田大然ら、所属クラブの主軸に成長している選手も多く、この大会を通じて大きく成長する可能性を秘めているかもしれない。
【了】