ワールドカップ【写真:Getty Images】
スペインサッカー連盟(RFEF)およびポルトガルサッカー連盟(FPF)は8日、FIFAワールドカップ2030年大会の招致に向けた分析調査を開始することを表明する共同声明を出した。
イベリア半島の両国のサッカー連盟は、過去数週間に協議を重ねた結果、2030年大会の招致立候補の可能性について詳細な分析を開始する決定を下したとのことだ。計画を進める上で重要な存在となる両国政府にもすでに通達を行ったと述べられている。
以前にはジブラルタル海峡を隔てたモロッコも共催に加わる可能性が報じられ、昨年11月にはスペインのペドロ・サンチェス首相がモロッコ政府に3ヶ国共催の提案を行ったと話していた。だが今回行われた発表にモロッコは加えられていない。
スペインでは過去に1982年大会が開催されたことがあり、2030年大会の招致に成功したとすれば48年ぶり2回目の開催となる。ポルトガルでは過去にワールドカップが開催されたことはない。
ワールドカップ創設から100周年となる2030年大会に向けては、第1回大会の開催地だったウルグアイが招致を希望し、アルゼンチン、パラグアイ、チリとともに共催へ立候補することが表明されている。イングランドも1966年大会以来の開催を目指し、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド、アイルランドとの共催に向けた協議が行われている。
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