ミノ・ライオラ氏【写真:Getty Images】
多くの有力選手をクライアントに持つイタリアの“敏腕代理人”ミラ・ライオラ氏は、国際サッカー連盟(FIFA)から下された活動禁止処分が一時保留となり活動可能となることが見込まれている。英紙『デイリー・メール』が7日付で伝えた。
ライオラ氏は先月、イタリアサッカー連盟(FIGC)から3ヶ月の活動停止処分を下された。処分の理由は明らかにされていないが、現サッスオーロのFWジャンルカ・スカマッカの4年前の移籍に携わった際に何らかの違反があった模様だとも報じられている。
その後ライオラ氏にはFIFAからも同様の処分が下され、処分の対象地域が全世界に拡大された。今夏の移籍市場の途中まではライオラ氏は活動不可となり、複数の大物選手の去就に影響が及ぶ可能性もあるとみられていた。
だが英紙によればスポーツ仲裁裁判所(CAS)がライオラ氏からの訴えを聞き入れ、処分を一時保留とする決定を下す見通しになったとのこと。夏の移籍市場での活動が可能となることが見込まれている。
ライオラ氏がマネジメントを担当する選手のうち、特に今夏の移籍が噂される選手としてはアヤックスのオランダ代表DFマタイス・デリフトやマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバなどがいる。デリフトにはバルセロナやパリ・サンジェルマンなど、ポグバにはレアル・マドリーや古巣ユベントスなどからの関心が報じられている。
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