久保建英の日本代表デビューの瞬間が迫ってきている【写真:舩木渉】
日本代表は8日、翌日のキリンチャレンジカップ・エルサルバドル戦に向けて前日練習を行った。
同日にチーム離脱が発表された槙野智章と、左股関節を痛めて6日の練習を途中で回避した香川真司は7日に続いて欠席。練習前の記者会見で森保一監督は、香川について「明日の試合ではプレーすることができない」とエルサルバドル戦欠場を発表した。
また、指揮官は5日のトリニダード・トバゴ戦に続いて3バックの採用も明言している。その試合に出場したメンバーは7日まで軽めのメニューのみで調整していたため、エルサルバドル戦ではある程度の先発イレブンの入れ替えがなされそうだ。
前日練習は冒頭15分間のみが報道陣に公開され、選手たちはリラックした様子でランニングやボール回しなどに取り組んでいた。トリニダード・トバゴ戦でベンチ外となった久保建英も、これまでと変わらず海外組の輪の中に入って楽しそうにボールを蹴っていた。
その久保は、宮城の地で日本代表デビューを飾るかもしれない。森保監督は記者会見の中で、「何が起こるかわからないので断言はできませんが、メンバーには間違いなく入って、プレーする機会もあるかと思っています」と述べ、久保のベンチ入りを明かした。
ひとめぼれスタジアム宮城で9日19時キックオフ予定の日本対エルサルバドルのチケットはまだ完売していない。日本サッカー界の至宝が歴史に名を刻む瞬間を生で見られるチャンスはまだ残っている。果たして18歳5日での日本代表デビューなるか、これまで以上の注目が集まりそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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