2シャドーが「非常にやりやすい」と語る理由
2シャドーに関しては、コンビ結成が有力視される南野が攻撃のポジションならどこでもできる万能型ということで、久保もやりやすい。左右のポジションを入れ替えたり、自らが前に飛び出すなど、幅広いプレーを期待してよさそうだ。
「2シャドーだとシャドー同士の位置が近くなるんで、1人でグイグイってよりは、すぐ近くに味方がいるんで、連携が大事になってくると想像しています。そのうえでシャドーにいる選手はみんなボールタッチや判断を変えられる。非常にやりやすいなと思いました」と久保自身も前向きに発言していて、共演に支障はない。
18歳のアタッカーはリラックスして本来の力を発揮してくれるはず。そういう意味で楽しみは広がる一方だ。
今回の2連戦後にはコパ・アメリカに参戦するだけに、ここでA代表の強度に慣れておく必要がある。それを視野に入れるとやはりここでピッチ立つことは重要だ。日本代表の未来を担うであろう背番号27が宮城でどんな一歩を踏み出すのか。まずはお手並み拝見といきたいものだ。
(取材・文:元川悦子)
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