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日本代表 5年前

久保建英からみなぎる自信。日本代表の3-4-2-1にも「すんなり入っていける」理由

text by 元川悦子 photo by Shinya Tanaka , Getty Images

久保建英がのぞかせた自信

 もちろん相手が格下揃いでレベルが低かった部分はあるものの、4-2-3-1に慣れている他のA代表メンバーに比べて、戦術理解が進んでいるのは確かだ。

「自分はアンダーの時にも3バックをやっているので、特に違和感とかはないですし、横内(昭展コーチ)さんと森保さんは同じサッカーをしてるってお互いに言ってるくらい似てるところは似てるんで、そういう意味ではすんなり入っていけるのかなとは思います」と彼も少なからず自信をのぞかせる。

 久保が入って日本代表のサッカーがどのように変化するのか。3-4-2-1で戦うチームにより躍動感と勢いをもたらせるのか。非常に興味深い点と言っていい。

 1トップに永井がいる場合は、FC東京で日頃からともにプレーしているだけに適応はスムーズだろう。FC東京は4-4-2で久保が右MFを担い、永井とディエゴ・オリヴェイラが2トップに陣取る形になっているが、左MFの東慶悟を含めて前線は流動的な形を採ることも多い。そのスタイルを森保ジャパンに持ち込むことができれば、お互いに生かし生かされる関係を築きやすい。

 岡崎が入る場合は不慣れな面もあるだろうが、前線でタメを作る力が彼の方が上。そこにボールを預けて、久保がゴール前に飛び出す形も増えていくだろう。18歳のアタッカーは33歳のベテランFWのハードワークや献身的な動きにリスペクトの念を抱いていて、彼とともにピッチに立てることに喜びを感じているという。そういう前向きなメンタリティもプラスに働きそうだ。

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