ブラジル代表のネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールが婦女暴行事件を起こしたと疑われる問題の影響で、マスターカード社は同選手を起用した広告キャンペーンの一時中止を決めたという。ブラジル『エスタード・デ・サンパウロ』紙が伝えている。
ネイマールはSNSで知り合ったブラジル人女性に対してパリで性的暴行を加えたとして、先日その女性から訴えられた。選手本人は女性との関係があったことは認めながらも暴行は否定し、「罠に落とされた」と主張している。
だが疑いがかけられただけでも、スポンサーはイメージへの悪影響を懸念しているようだ。ブラジル紙がマスターカード社からのコメントとして伝えたところによれば、同社はコパ・アメリカ2019(南米選手権)の期間中に予定していたキャンペーンの一時中止を決めたとのことだ。
マスターカード社はコパ・アメリカの大会中に、カードの利用促進をアピールするキャンペーンにネイマールの起用を予定していた。だが「問題が解決されるまで、ブランドのアンバサダーを含めた活動を一時中止することを決定した」とコメントが伝えられている。
いずれにしてもネイマール自身は、コパ・アメリカには出場しないことが決まった。5日に行われたカタール代表との親善試合で足首を負傷し、ブラジル代表から離脱することが発表されている。
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