ベルギー代表のヤニック・カラスコ【写真:Getty Images】
中国の大連一方に所属するベルギー代表FWヤニック・カラスコは、欧州復帰に向けたオファーを受けて交渉中だと明かしている。ベルギー『ニュースブラット』が伝えた。
アトレティコ・マドリーで主力として活躍し、チャンピオンズリーグ決勝進出などに貢献していたカラスコは、昨年2月に中国へ移籍。だが欧州クラブからの関心も噂され、本人も欧州復帰に意欲をみせていると報じられていた。
カラスコはベルギーメディアに対し、「今オファーを受けている。代理人との交渉が順調に進んでいる」とコメント。「僕はクラブで最も重要な選手だが、会長には理解してほしいと思う」と大連一方に対して放出に応じるよう要請している。
「中国でのサッカーが気に入らないわけじゃない。順調だ」とカラスコは述べつつ、「家族のために欧州でプレーしたい」と理由を述べた。「中国への移籍を後悔はしていない。色々なことを学んで大きく成長できた。だが今の僕の望みは戻ることだ」と欧州復帰の希望を明言している。
カラスコはプレミアリーグでのプレーを希望しているとも先日発言しており、アーセナルが移籍先候補に挙げられている。また以前にはインテルやミランなどからの関心も噂されていた。
英紙『ミラー』などによれば、アーセナルは今年1月にもカラスコへの関心が噂されていたが、バルセロナからのレンタルでデニス・スアレスを獲得することを選んだ。だが活躍をみせられなかったD・スアレスを完全移籍では獲得しないことを決め、アーロン・ラムジーも退団することから、代役としてカラスコを獲得する可能性があるのではないかとみられている。
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