ブラジル代表のネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表FWネイマールは、今月からブラジルで開催されるコパ・アメリカ2019の欠場を発表する準備をしているという。ブラジルサッカー連盟(CBF)のフランシスコ・ノベレット副会長がブラジル『SBT』に語ったとして複数メディアが伝えている。
ネイマールに関しては、先月15日にパリで婦女暴行事件を起こした疑いがあるとして訴えられた問題が大きな騒動を引き起こしている。ネイマールは自身のSNSアカウントで動画メッセージを投稿し、疑惑を否定する声明を出した。
ノベレット副会長によれば、ネイマールはこの一件の影響によりコパ・アメリカの参加辞退を発表する準備をしているという。「もうひとつの動画の公開が準備されていると聞いた」と副会長は述べている。
「彼はコパ・アメリカを戦いつつメディアの大騒ぎと向かい合えるような精神状態にはない」とノベレット副会長。ネイマールがコパ・アメリカに出場すれば、婦女暴行疑惑の件で騒ぎ立てるメディアがチーム自体にも悪影響を及ぼし、タイトル獲得は困難になると主張している。
「彼は力を発揮できないだろう。精神面でどれほどの負担になるか想像できるか? 彼がプレーしなければ誰にとってもプラスになる」と副会長は、ネイマールは欠場すべきだという考えを口にしている。果たしてネイマールは自国開催の南米選手権でのプレーを断念することになるのだろうか。
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