ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに対して婦女暴行の疑いがかけられていた件で、被害を受けたとされる女性が訴えを取り下げたようだ。米『ブルームバーグ』が5日付で伝えた。
C・ロナウドは2009年にラスベガスのホテルで女性を暴行し、その後多額の示談金を支払って和解したという疑惑をかけられていた。昨年10月には被害者だとされる女性がラスベガス都市圏警察に訴えを起こし、再捜査が開始されていた。
C・ロナウド側は女性との関係があったことは認めつつ、合意によるものだと主張していた。だが疑惑がかけられただけでもその影響は大きく、スポンサーが懸念を示したほか、報道直後にはユーベの株価も大幅に下落していた。
だが米メディアの報道によれば、ラスベガスの法廷において先月にこの件に関する訴えが取り下げられたとのことだ。女性がC・ロナウドと和解したのかどうかについては明らかにされていない。
ユーベはC・ロナウドが米国に入国した場合に逮捕される可能性を恐れ、夏季恒例のプレシーズントーナメントであるインターナショナル・チャンピオンズカップの米国での試合に参加することを避けたとみられている。現時点ではシンガポール、中国、スウェーデンでの試合が予定されているが、C・ロナウドに対する訴えが取り下げられたのであれば開催地を変更して米国での試合を行う可能性もあるとスペイン紙『アス』は伝えている。
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