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日本代表 5年前

英国人が見たトリニダード・トバゴ戦。「何でもない相手に点が取れない…」「中島翔哉は若い頃のギグスみたい」

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

「若いときのライアン・ギグスを思い出した」

森保一監督
日本代表の森保一監督【写真:田中伸弥】

――前半15分が過ぎました。ボールを持つ展開が続きますが、気になるところはありますか?

「立ち上がりは良かった。長友と酒井のハイラインは評価したい。ラストパスを出してほしいね」

――相手の強烈なFKをGKのシュミット・ダニエル選手が冷静にはじき出しました。

「シュートが速かったけど、防げてよかった。ボールを真ん中じゃなく、サイドにはじいたのも評価したいね」

――3バックはJリーグのクラブでも湘南ベルマーレや松本山雅、浦和レッズなど、多くのクラブが採用していますが、共通点はありますか?

「Jリーグとは少し違うかな。湘南や松本はボールをキープするより、プレッシングするチームだし、浦和はディフェンスからロングフィードが多いイメージ。今日の試合は、日本がほとんどポゼッションして、ビルドアップは1タッチ、2タッチのパスでさばいて、サイドバックができるだけ上がるという形だね」

――中島選手が相手をフェイントでかわして、一気にチャンスを作りました。

「僕は何回も言っていますが、中島は本当に日本のプラスアルファです。裏に抜け出したプレーも、このFKも!」

――日本代表でも、他にいないタイプの選手です。

「FKは間違いなく惜しかったけど、その前のプレーも素晴らしい。実現できる能力もすごいし、それを狙うセンスも良かった。若いときのライアン・ギグスを思い出したね。全然緊張してなさそうだし、なんでもできるタイプ。見ててすごく楽しい」

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