アジア予選前、最後のテスト
今年9月からスタートする2022年カタールワールドカップアジア2次予選を前に、日本代表のベスト布陣で戦えるのは今回のキリンチャレンジカップ2連戦のみ。キャプテン・吉田麻也とボランチ・遠藤航を除くフルメンバーが集まっている今回はチームを底上げする大きなチャンスだ。
5日の相手であるトリニダード・トバゴはFIFAランク93位。19人で来日したばかりで状態はいいとは言えないが、直後に控えるCONCACAFゴールドカップを控えて本気モードに入っている。
パワーやスピードなどのフィジカル面は侮れない部分があると見られるため、日本としては局面局面で敵を確実に凌駕するようなタフさと逞しさを示す必要がある。
森保一監督が「これまで私がA代表の監督になって招集させてもらった選手をベースにスタメンを考えていこうと思っています」と前日会見で明言した通り、今回は1~2月のAFCアジアカップに出場した主力の多くが先発入りするだろう。
GKは権田修一かシュミット・ダニエルのいずれかで、最終ラインは右から酒井宏樹、冨安健洋、昌子源、長友佑都)の4枚が並ぶと見られる。ボランチは柴崎岳と小林祐希の92年生まれコンビが有力。2列目は右から堂安律、南野拓実、中島翔哉の2列目が陣取る見通しで、1トップはやはりエース・大迫勇也が名を連ねるはずだ。
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