「ここまで来て韓国に負けて帰るのはすごい嫌」
MF藤本寛也も淡々としている。
「アルゼンチン戦とか見た感じでは、しっかり点を取れるチームだし、起点も作れるチームで、点を取った時に守れる力もあったかなあと思うので、韓国とやれることになりましたけど、とても楽しみな感じではありますね。まあでも、僕はあまり相手のことは考えていないです。自分たちのやることを100パーセント出すだけかなあ、と思うので」
MF山田康太は「自分たちのサッカーを表現することが一番」と語りつつも、対抗心を覗かせた。
「多少はそういう…なんていうんですかね、アジア同士だし、韓国って聞いたら、絶対負けて帰りたくないっていう…ここまで来て韓国に負けて帰るのはすごい嫌なので」
いずれにせよ、選手たちは韓国代表に「勝つこと」を考えている。目の前の試合に勝ちたい気持ちは、誰もが同じだろう。5月29日のU-20イタリア代表戦の後で、FW西川潤が悔しさを滲ませながら語ったように、「日本代表として負けていい試合はない」のだ。
“日韓戦”ということで、少なからず韓国代表は1対1の局面でハードな戦いを挑んでくるだろう。山田は「球際だったりは絶対負けちゃいけない」と言う。
「相手チームが感情を出してきたり、球際だったり、戦術云々じゃない戦いになる場面も多いとは思いますけど、そこは上手く冷静に日本はやれたらなって思います」
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