「上と下の世代が融合していけば」
今日4日に18歳の誕生日を迎えた久保建英の日本代表初招集に、36歳の川島永嗣と33歳の岡崎慎司の1年ぶりの復帰と、注目点が多い今回のキリンチャレンジカップ2連戦(5日=トリニダード・トバゴ、9日=エルサルバドル)。
幅広い年齢層のチームの中、森保一監督体制2度目の招集となった30歳の香川真司も生き残りに闘志を燃やしている。
「若い選手には非常に勢いがあるし、恐れるものがない。年を取った選手に対して『どんどん早くその場所を空けてください』という感覚をが持っているのは当然。それは自分にもありました。そういうものに打ち勝っていけるように。そして刺激になって上と下の世代が融合していけば強いチームになっていくと思います」
エースナンバー10をつける男は代表合宿2日目の練習後、久保ら年下のアタッカー陣に挑戦状を叩きつけた。
危機感を強めるのも当然だ。2018年ロシアワールドカップ後の1シーズンは不完全燃焼に終わった。今年1月まで在籍したボルシア・ドルトムントではルシアン・ファブレ監督から構想外に近い扱いを受け、公式戦4試合出場にとどまった。
その悔しさを跳ね返すべく、出番を求めて赴いたベシクタシュでは、2月3日のアンタルヤスポル戦で3分間2ゴールという華々しい新天地デビュー。順風満帆なキャリアを歩むかと思われた。
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